「青くて、溺れる」 丸井とまとー青春って青いよね。
#青春小説 #現在 #日本 #女子高生 #いじめ #喫茶店 #心休まる場所 #新しい友人 #お別れ
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10月25日の一冊
- 青春だけど、ほろ苦いお話が読みたい方
- 心休まり、ほぐれていく気持ちになりたい方
に贈りたいと思います。
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「青くて、溺れる」 丸井とまと KADOKAWA p239
*あらすじ
SNSは信じるのに、誰も私の「言葉」は聴いてくれない――。
*感想
おちもわかっていたけど、ああ、よかったと思えるラストが「青い」のかなと思いながら、読み終わりた。
祥子と大塚さんのやり取りは、ほほえましいし、喫茶店の描写はすごく素敵でした。
喫茶店のマスターの夢がでてこなかったのは、青い夢ではないからなのかなとしんみり。
信じた人に裏切られる。夢が打ち破れる。
どこにでもある話といえば、どこにでもあるけど、ここまで、若い人の悩みでまとめているから、読んでいても、そういうとらえ方になることに納得できる部分も多かったです。
悩みの部分はリアルで、解決編はちょっと話がうますぎる気もするけど、他人からみると何を考えているかわからないといわれる主人公、祥子の性格からすれば、それもまあ、そういうもんなのかなと思ったりもしました。
1時間半くらいかけて、アールグレイの紅茶片手に読み終わりましたが、濃いミルクとコーヒーを片手に、ふかふかのひざ掛けをして読んでほしい本ですね。