「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎ー中学生のころに読んでたら、どんな感想だっただろうか。
#大衆小説 #現在 #日本 #小学生 #ソクラテスは無知の知 #では、逆ソクラテスとは #少し長めの短編集
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11月23日の一冊
に贈りたいと思います。
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*あらすじ
【第33回柴田錬三郎賞受賞作】
敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!
伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。
上記サイトより引用
*感想
伊坂幸太郎は、読んできたとは思うんですけど、ドはまりするまでいかなかった作家さんでした。
本書は、考えさせられる要素がとても散りばめられているので、いつか文庫化されたら、買おうと決めてます(管理人にしては、珍しいことです。)
あとがきで、作者もふれられていますが、小学生を主人公としながら、決して児童書ではないというところが、みそなのかなと思います。
ただ、問いかけられているテーマは、思春期の言語化しづらい悩みに関わってくるような気がするので、コンプレックスなどのナイーブな問題として、中学生くらいで読んで、大人になってから読んでも楽しいかと思います。
実際、上記あらすじを引用したサイトに載っている対談でも、中学入試の国語に使われたと書かれていますね。
多感な子なら、読みながらいろいろ考えてしまって入試問題として出会うのは難しいかもしれないなぁと、管理人は思いました。
上記引用サイト内の対談も、本書を読む前に目を通してみると、面白いかと思います。
人気があるのも、とても納得の一冊です。
*最近のこと(管理人のささいな日常ですので、読み飛ばしていただいて構いません。)
最近は、コロナ禍で外出も、あまりできない状況がつづいていますが、みなさんはいかがお過ごしなのでしょうか。
管理人は、裏を返すと、読書がはかどるということで、「逆に」とてもうれしいと暗示をかけて過ごしております。
ただ、Twitterで知り合った読書家のみなさんもそうですが、外で、本を読むというのもそれはそれで楽しかったりします。喫茶店、図書館、エトセトラ。
もっとも、この三連休は、人と離れて、ゆっくり紅茶、ひざ掛け、手が汚れないお菓子(フィナンシェにはまってます。)などをつまみながら、日向で本を読む日々でした。
面白い本が3冊かぶりまして、つまみ食いで読み進めています。
面白い本ってあたるとき、被るんですよねぇ、、、。
以上、最近のことでした。