「ヴァチカン図書館の裏蔵書〔1〕」 篠原美季ー小休止。
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10月6日の一冊
本はさらっとよんで後腐れがない方がいい方
街並み、場所、風景の描写はそこまでいらない方
起承転結は明瞭な方がいい方
に贈りたいと思います。
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ヴァチカン図書館の裏蔵書〔1〕 篠原美季 新潮文庫nex p269
*あらすじ
教授の依頼でヴァチカン秘密記録保管所を訪れ、幻の資料を探す聖人。その頃、ドイツとオーストリアで魔女狩りを彷彿とさせる猟奇殺人が起こる。図書館の膨大な蔵書に事件の謎を解く鍵があるとみた聖人と神父のマリクは…。
重たい純文学のあとは、軽めの一冊を読みたくなってとった一冊。
比喩の描写等に違和感を覚えたりすることもありましたが、起承転結のはっきりした話で嫌いではないかなという印象。
さらさら、さくさくっと読めてしまう感じで本当に楽でした。拷問?の描写だけがなんともリアルで、そこが少し怖いかな。
アニメ受けするような気がしたけど、宗教を扱い、作者も巻末の参照文献に複数の書籍をあげていたので、史実に基づいていることを考えると映像化は難しいのかな。
マリク神父とか、受けいいと思うんだけどなぁ。
ヴァチカンは行ったことがないので、街並みや、下宿しているアパートの描写がもっとあれば想像力が掻き立てられて楽しかったかなとは思いました。
シリーズもののようなので、続きも読んでみようかなと思います。
内容も軽めだったので、感想おすすめも軽めですが、小休止的な意味でいいかなと思います。